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時間をかけて積み上げることの重要性


木を植えた人にみる偉業の作り方

「木を植えた人」という書籍をご存知でしょうか。ジャンジオノ著の薄くて小さな単行本ですが、なかなか読み応えのある一冊です。ストーリーも極めて単純であり、ある男が、何の見返りも無いまま、荒れ果てた大地にひたすら木を植え続けるというお話です。

彼は、毎日毎日、ただただ木を植え続けます。荒野には不釣合いな木がある日1本植えられ、それが次の日2本になるという、第三者から見ればなんの変化も感じられない地味な変化を、彼は根気よく続けます。

これは果たして偉業なのでしょうか。木を植えることくらいなら、誰にでもできることです。しかし彼の偉業たる部分は、そんな地味な作業を、何日も、何ヶ月も、そして何年も何十年も続けるたという点です。

植えられた木は徐々に成長することになります。いつしか荒野には、小さな林が形成され、それは徐々に拡大して森へと成長していきます。森となった大地には、多くの植物や動物が生息するようになり、そして、雨水を溜め込む能力を持った大地には、泉や川が出現します。そしてさらに、その付近には、人が住み始め、ついには、そこに村や町が出来始めるというものです。

偉業とは小さく地味な作業の積み重ね

小さな作業であったとしても、それを長い年月に渡って継続することで、偉業となることは少なくありません。木を植えた続けた人は、実は日本にも存在します。 名古屋と金沢を結ぶバス路線の車掌であった佐藤良二さんは、太平洋と日本海を桜で結ぼうと、休みになると桜の木を、バス路線の道路沿いに植え始めます。その数、5万本という途方もない数ですが、2千本を植えた頃、彼は病に倒れてしまいます。しかし彼の思いは、同僚や友人、家族に受け継がれ、この運動は今なお続いているといいます。そして既に成長し、春になると、長い桜道を楽しむことができるまでになっているのです。

このように日々の小さな力は、長い時間積上げることにより大きなものへと成長するものです。また、それに賛同する人間が一人二人と増え始め、やがてはとても大きな業へと成長することも少なくないのです。

ですから、成功を手にする戦略のひとつとして、小さくても何かを積み重ねるという姿勢は、是非とも取り入れていただきたいと思います。大変なことではありますが、それだけに必ず大きな結果を、人生に及ぼすことになるはずだからです。

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